日本弁護士連合会長
日本弁護士連合会長:宇都宮健児氏が今朝の朝日新聞2010/04/08で以下の様に言っています。
民事事件は「04年の317万件から08年の225万件へと4年で100万件近くも減っている。紛争解決手段として裁判が利用されなくなっている」
理由は「地裁支部があるのに裁判官が常駐していない『裁判官ゼロ地域』が全国に48ヵ所もある。つまり、司法は地方の市民から遠い存在になっている。」
解決手段は「まず、裁判官の数を増やす。そして法律扶助制度を充実する」
法律扶助とは「経済的に弁護費用を負担する余裕のない人に、国が補助する制度だ。日本は国際的に見るとかなりひどい。国民1人当たりの民事法律扶助支出額で比べると、日本は37円に過ぎず、英国の2690円、ドイツの616円、フランスの426円、米国の309円など他の先進国に比べ、極端に少ない。」
政府を説得するには「これまでのように法曹界だけに閉じこもっているのではなく、国民・市民による運動をどう組織していくかが決め手だと思う。」;「消費者運動、労働運動、市民運動など様々な運動の皆さんと連携することによって、国を動かせると信じている。」
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